<1/29神戸新聞掲載記事より>

 一流バレエの表現力伝授 

      岩田氏招き 神戸で新体操練習会


 世界最高峰のバレエ団の一つ、モスクワのボリジョイ・バレエ団の第1ソリストとして活躍した岩田守弘さん(46)を講師に招いた新体操の強化練習会が28日、神戸市須磨区の須磨ノ浦高で始まった。兵庫県内の強化選手20人が実技指導を受けたほか、ジュニア選手やコーチら約100人が見学して表現力を学んだ。

東京五輪を見据えた県体協のスーパーアスリート養成事業を活用し、県体操協会が2日間の日程で開いた。岩田さんは「技も大切だが、人に見せる踊りとして踊れば花が添えられる」と強調。選手の演技を見た上で「動きの速さや大きさにアクセントをつけるともっとすてきになる」、「少し顎を上げると印象が変わる」などと指摘し、実演しながら修正を促した。

日本代表「フェアリージャパン」に選出された経験を持つ大西亜美(日ノ本高)も指導を受け、「手本がきれいで分かりやすく、強弱のつけ方などがイメージしやすかった」と話していた。    (永見将人)